研究開発開発年表お問い合わせ




1970年代
ジエスは1970(昭和45)年の8月、建築や都市の住環境を向上させる優れたシステムや新部品を開発し、社会に普及させることを目的に設立されました。設立当初は、これからの情報化時代を先取りし、情報機器やセンサー類の開発成果として、従来の機械式を初めて電子式に切り替えた地域冷暖房用の熱量計「カロリーメータ」を市場に送り出しました。これをきっかけに、外気取り入れ型外壁ウォール「スキンウォール」、住棟セントラル暖房・給湯システム「ミディ」など、新たな熱環境部品の開発を次々と行ってきました。
ジエスの「創造と普及」の基本方針のもと、よりよい「住環境システムパーツ」の開発と提供に向けて、“果敢なる挑戦期”でありました。

英国製換気扇「ヴェント・アクシア」 / 開発当初の「カロリーメータ」 / 「スキンウォール」 ▲

1980年代
1980年代は、ジエスにとって“厚みの創造期”といえるでしょう。たびかさなる石油ショックにより、安定成長とエネルギーの節減の時代。ジエスの開発は「熱」から「水」へと柔軟にシフトし、全くゼロの市場だった建物の排水問題の分野に新技術を導入することで、集合住宅用特殊排水継手「コアジョイント」の基盤をつくりあげてきました。80年代後半は、内需拡大による成長がはじまった時期です。現場の人手不足は建築や設備の部品の工業化をうながし、情報技術の発達は建築のインテリジェント化を推し進める大きな波となりました。ジエスは、設備と建築の“すき間”を商品化することに取り組み、屋上のプレハブ式ハト小屋「ハトコット」を開発し、時代の要請に応えました。この部品は、“人手不足”が解消した今も、現場の“品質改良”の潮流の中で堅調に生きつづけています。現在でも開発を続け、屋上の美観を意識した新たな商品を生み出しています。

開発当初の「コアジョイント」 / 「ハトコット」 ▲

1990年代
世の中はグローバルな地球環境の時代の中で、省資源や省エネルギー、リサイクル、そして環境と健康の問題など、建築や設備部品の大きな見直しの時代を迎えていました。建築部品の老朽が顕在化し、将来の建築ストックの改修が社会問題となることが予想されるようになってきました。ジエスはこの問題を先取りし、新たに「再生」の領域を業務目的に加え、設備診断のための診断機器「リックス RIX-II」などの開発や改修設計技術の開発に取り組み始めています。21世紀を目前にして、社会構造が大きく変化していく時期に差しかかり、より現場の実情に即した技術を「創造」するためには、ますます現場実測検証が重要と考えます。ジエスはリフォーム用設備部品として、給水管のリフォーム用室内配管システム「リ・ハイカン」の研究開発・製品化をすすめました。リフォーム・リサイクル市場の拡大にともなう「再生」のテーマはつきることがありません。

「RIX」 / 「リ・ハイカン」 ▲

2000年代
21世紀、新たな世紀へのジエスの取り組みは、まずユーザーの原点をみつめることから始めました。機能と便利さ、快適性をひたすら求めた20世紀後半…。そして訪れた長い平成不況の中で、生活者の価値観は大きく変わりました。いまやスクラップ&ビルドの風潮を捨て、物質やエネルギーの消費を抑え、より長く使い続ける“生活の知恵”を見出そうとしてきました。ジエスは、設備分野でSI(スケルトン・インフィル)住宅の開発に取り組み、排水ヘッダーの開発に成功しました。また、空き室が増えた事務所ビルを住宅に改変するコンバージョンにも取り組みました。そして、この時代サイクル最大級のプロジェクトとして、老朽化した団地の再生事業にも参画をはじめました。商品から部品群への新たなチャレンジを目標としました。

「排水ヘッダ」 ▲

そして、2010年代
構造偽装問題に端を発した建築不況は、建築市場に大きな影を落としました。新築住宅の着工件数が100万戸を割り込み大幅に減少し、ついに80万戸台まで落ち込みました。その反面、長期優良住宅の施策がはじまり新たな認定制度が生まれました。中でも、共同住宅の共用排水管の維持管理や更新にかかわる対策は大きな課題となり、ジエスが蓄積してきた技術がようやく社会に認められてきました。ストック建築物の再生には、排水システムのリニュアールが重要で、ジエスではこれらのニーズに適合した、新排水システムの一貫としてポンプ圧送排水システム及び真空式排水集水システムの商品技術を開発しています。
ポンプ圧送排水システムは、いままでの自然流下式による排水こう配の制約から解放されます。水回りの新設や移設、排水管のリフォームなどに採用することで設置場所を気にすることなく必要な場所に水回りを設置できます。
真空式排水集水システムは、真空を形成する真空ポンプ、負荷に保たれ汚水を吸引する真空集水タンク、真空を保ち安定した吸引を行うための真空排水弁及び真空排水弁と集水タンクを真空集水管より構成されます。

「サニポンプシリーズ」 ▲












※年表画像をクリックして頂くと、『拡大』にて、ご覧頂けます。